ギターのチューニングを安定させる.
弦をロック(固定)してチューニングを安定させる方法は幾つかありますが、今回はペグ(弦巻き)の交換で手軽に出来る比較的難易度の低い事を載せて見ます。

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ギターメンテナンス
日々のちょっとしたメンテナンスやとても大切な調整について公開してみます。

※概ね独学ですので参考にして頂ければ幸いです。



メンテナンスを行う場合において、難易度の高い事柄も含まれる場合もありますので、その際は自己責任で行うか知識豊富な第三者の方か楽器に携わる専門の方に相談して下さい。

スイッチ交換 ペグ(弦巻)交換
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  Grover102から502へ変更します。

■@通常102の比率14:1ですがロッキング機能のある502は18:1と比率が大きく沢山巻いても、少ししか動かないので、狂いが少なくなると考えて頂ければと思います。

弦をロッキングするので、巻き方に神経質になる必要もなくて、弦をロックするので、サスティーンが増して良い事が多いと思います。

注意が必要な事としては、同じGroverで有っても海外仕様と国内仕様や生産する場所で若干サイズが違う場合があるので、楽器屋さんやメーカーに聞いてから購入した方が良い事と、同じ物であっても若干の個体差が出る場合がありますので、無理にねじ込んだりしないで、冷静に考える事も必要です。

※交換するペグの新旧とレンチとドライバーが必要です。



■Aレンチを使ってボルトを緩めて行きます。

ギターであればGOTOHでも大体サイズ10のレンチで済むと思いますので、その10サイズを含めて前後で用意しておけば、事足りるのでは、ないでしょうか?

ベースギターの場合はもう少し大きいので大体15サイズ程度のレンチが必要になると思いますが、モンキーレンチでも良いと思いますので、必要に応じて便利な道具を使ってみてください。

緩めるのに右なのか?左なのか?と思われると思いますが、新たに交換用に購入したペグのネジの方向で解ると思いますので、事前に良く確認してから作業をするようにしてください。



■B次はペグをギターから取り外す為に、裏のネジをドライバーで緩めてペグの全てをギターから取り外します。

比較的簡単でなんの問題もなく何方にでもクリア出来る簡単な作業だと思いますが、万が一の事もあるので、取り外したペグは何処から取り外したのか?解る様にパーツ毎に纏めて置くと良いと思いますし、私はそうしてます。

ヘンな話ですが、ペグの不良であったり絶対無いとは言い切れないと思うので慎重に作業を見つめる事も必要で、実際にペグのネジ穴が若干ずれてましたし、幸い1、2本でしたので3本を取り替えたりして大丈夫でした。

元々付いていたからぴったりハマル為には同じ場所でなければならない場合も出てくると思いますので、順序が解る様にして置く事が肝要だと思います。

■Cしつこいようですが、取り外したペグは解る様に、それぞれに纏めて保管します。

長く使わない様であれば、なおさら綺麗に磨いて、乾燥剤等と一緒に大事に保管する事をお勧めします。

ギターの金属部分やドラムの接続金物や、マイクスタンド等の金物は湿気等で腐食してビッツと言われるポツポツした濁りが発生する場合があるので、綺麗に磨いて、シリカゲル等の防湿材と一緒に保管した方が良いと思います。

日付まで入れたい人は入れて頂いて、忘れず必ず入れて欲しいのは、メーカー名と品名で、あとで「あれ?これなんだっけ?」となると売却したくても、使いたくても、何も解らないので困る事になると思います。
さっさと売ってしまった方が良いかも知れません・・・

■Dここで私がやってる便利な事を、ちょっと書いてみますが、ギターのテールピース(弦を取り付けた末端)の部分は全ての弦を取り外すと、レスポールやこのモッキンバードも、外れてしまいます。

ペグの交換でも同様に弦を全て取り外さなくてはならない作業なので、同様にテールピースも外れてしまうので、私は弦の交換でも、必ず一本残してテールピースが外れる事を防いでます。

テールピースが外れると何が駄目なのか?と言うと、支えてる大きなネジで高さを調整してますので、動いてしまう場合があって、動いてしまうと弦を新たに張った場合にチューニングが異なってしまうので、それが嫌で弦の一本残しをしてます。

※何れはチューニングしなければならないのですが・・・
高さ調整まで念入りにやる方は無視して下さい。

■E裏から差し込んでネジを止めて、ボルトを締めて行く作業の繰り返しですが、最後まで雑にならないように、そして材質が木である事を忘れずに、閉め過ぎないように適度に閉めて行きます。

ボルトが若干緩くても、限度はありますが、後ろはネジで止まってるので大幅なチューニングの狂いにはならないと思います。

ネジ穴の若干のずれなど、気になる点が有る場合は無理せず、何本か交換してみながら慎重に作業をしてみてください、焦らずに最後まで遣り通した充実感が待ってます。






■F今回はロック式のペグに交換しましたので、画像の様に一旦弦をくぐらせてから、後ろのノブを閉めれば、弦がロックされて安定してサスティーンが増す事や、弦の張替に巻き方など神経質にならなくても済むので便利ですが、過剰に信頼するのもどうかと思います。

現実問題として、激しく弾けば狂いは出ますので、比率があがり、前の比率よりは狂いが少なくなったと思って頂ければと思います。

かなり長い文章で説明も行き届かなかったかも知れませんが、ここまで読んで頂きとても感謝しています。

ありがとうございました。